『世界のはじまり』フランス語版の表紙もなかなかです。

デザイナーの守屋さんがフランス語版の『世界のはじまり』をパリで買ってきてくれました。(右写真)

インドのオリジナル版は英語ですが、さまざま国で翻訳版が出版されています。日本語版とフランス語版は、オリジナル版と表紙の色が違います。

このフランス語版の表紙を見たとき、あっ、こういうやり方があったのか、と軽いショックを受けました。

版元は、今フランスでもっとも元気のある出版社と言われているACTES SUD。なかなか大胆です。

すごく地味ではありますが(実物は画像よりもさらに地味です)、生命が生まれる前の混とんとした感じがよく出ていると思いました。(日本語版は生命が生まれるときの輝きのようなものをイメージしています。)

 

インドのオリジナル出版社のターラー・ブックスは、オリジナル版の表紙にこだわることなく、

日本語版やフランス語版の解釈やデザインを尊重し、楽しんでいるようでもあります。

 

守屋さんによるとパリの本屋さんでは、この本は絵本コーナーに平積みされていて、

ひときわ異彩異彩を放っていたそうです。そうでしょうね。