夕暮れ時の恵文社一乗寺店

京都の恵文社一乗寺店といえば、セレクト本屋の草分け的な存在として知られています。その品揃えと棚の構成がユニークで、実に刺激的です。

ここに一歩足を踏み入れたら最後、迷宮に入り込んだように、時間の経つのを忘れて、本の間をさまようことになります。今や本好きの聖地として、目が離せない存在です。


その恵文社が、タムラ堂の『夜の木』と『雪がふっている』を力をいれて販売してくださっていることは、大変嬉しいことです。光栄なことです。


併設されているギャラリーで、何かコラボ企画が実現できたら面白いですね、などと店長の堀部さんと話をした後、

外に出たら、あたりはもうすっかり暗くなっていました。

恵文社は、まるで『夜の木』に登場するセンバルの木、

そう、暗闇で輝くセンバルの木のようでした。