ウォール・アート・フェスティバル報告会に行きました

ウォール・アート・フェスティバル(WAF)というプロジェクトのことを

ご存じですか?

僕がこのプロジェクトのことを知ったのは1年半くらい前のことです。

インドの小さな村で開催される素敵な芸術祭です。

なんとオーガナイズするのは二人の日本人なのですが、

たくさんの人たちの協力によって

素晴らしいフェスティバルになっています。

今年で4回目とのこと。

インド、日本、さらに他の国から参加したアーティストたちが、

小さな村の小学校の壁に絵を描き、ダンスを踊り、

村人や子どもたちも参加して一緒にパフォーマンスを行うという

芸術祭です。

 

5月17日、今年の2月に行われたWAFの報告会がありました。

カレーのランチのあと、映像でのレポートなどで、

フェスティバルの様子が紹介、報告されました。

とにかく、みんな楽しそう。

主催したおおくにさんと浜尾さん、そして参加したアーティストの方たち、

ボランティアの人たち、みんなのエネルギーに圧倒されました。

インドのワルリの人たち、子どもたち、とても素敵な笑顔でした。

 

この報告の映像を見て思い出したのが、「梱包」の美術家クリスト夫妻の

ドキュメンタリー映画「Running Fence」です。

それは、たくさんの人たちを巻き込んで実現したプロジェクトの

プロセスを描いた映画です。

そのプロセス全体がアートというとらえ方です。

そして、このプロジェクトは、作品として残ることはなく、

実現したとたんに2週間で撤去されてしまうのです。

それゆえに感動的です。

 

もうひとつ、新宮晋さんの壮大なプロジェクト、

ウィンド・キャラバンのことも思い出しました。

このプロジェクトにくっついてブラジルまで行きました。

まさに現地の人たち、とくに子どもたちがたくさん参加している姿を

目の当たりにして感動を覚えたことを思い出しました。

WAF に参加した人たちも同じように感動したと思います。

 

このウォール・アート・フェスティバルのプロジェクトは、まだ続くそうです。

この素敵なプロジェクトがどこへ向かっていくのか目が離せません。

楽しみです。

詳しくは、http://wafes.net/ をご覧ください。