がんばるトマト

 近年の異常気象は、地球環境が破壊されていることが原因ということは以前から指摘されています。この暑さは、いよいよ環境破壊が深刻な状況になってきたのではないかと心配になります。

「地球温暖化」なんていうのんびりした呼び方ではなく「地球熱帯化」と言うべきだという人もいますが、最近の日本の夏は、まさに熱帯の気候ですね。

 そんな気候でも、畑の野菜たちは、懸命に育とうとしています。

 今年は『夜の木』の出版があり、農作業にあまり時間を割けませんでしたが、元気に実をつけたあっぱれな者たちがいます。

 そのなかでも、一番は、トマトです。ミニトマトと中玉を中心に栽培しましたが、今、真っ赤な実が鈴なりになっています。

 手をかけても、手をかけなくても、うまくいくときはうまくいく、だめなときはだめ。まるで子育てのようなものですね。ただ、愛情だけは必要です。

 ワイルドなトマトの味は、子どものころを思い出します。おやつがトマトやキュウリでした。